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爺ちゃんの涙
同居していたお爺ちゃんは、夕方になるときまって涙をぼろぼろこぼしていたものです。
じさまの視線の先には格さん、助さんに挟まれたは水戸の黄門さまがいた。

10人兄弟の長男だった祖父は、兄弟たちの面倒を見るために、子供らしく遊ぶこともなく、きちんと学校にも行けず苦労する毎日。
祖母と離婚した後は、3人の子供の家を転々とし、結局、長女であるわが母の元に。
突然、我が家のメンバーになり、ばつが悪そうにしていたお爺ちゃん。
無口で自己主張することなく、頼まれごとは黙々とこなしていた。
アホな私が、カッターでズバッと親指の神経に到達しそうなほど切ってしまった時も、必死に血を止め、病院に連れて行ってくれた。
わがままで横柄な孫(私)にいつもやさしかった。

亡くなってから今年で10年。
この10年、正直、何回お爺ちゃんのことを思い出したのだろうか、この不良孫は。。。

もともと涙腺がゆるい私なのですが、最近はどうしたものか一日一回は泣きくずれてしまう。
夕方になると泣いていたお爺ちゃんのように。
涙もろいのは歳のせいもあるのかな?

最近はチベットやウイグル問題で打ちのめされ、悲しみと怒りで泣けていたのですが、

今日は久しぶりに桜井さんの歌声を聞いて、心温まりました。
何回も聞いていると、うお~涙やっぱり出てきてしまう。

私、やばい。




                なぜ めぐり逢うのかを
                私たちは なにも知らない
                いつ めぐり逢うのかを
                私たちは いつも知らない
                どこにいたの 
                生きてきたの
                遠い空の下 ふたつの物語
                縦の糸はあなた 横の糸は私
                織りなす布は
                いつか誰かを暖めうるかもしれない
ジーン
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Posted by miyayo
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[よもやま 音楽]  thema:思ったこと・感じたこと - genre:日記
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